はじめに
「もう限界…退職代行を使って辞めたい」
でも、その一方でこんな不安がよぎっていませんか?
- 「退職代行を使ったら上司がキレて家まで来るんじゃないか…」
- 「怒鳴り込まれたり、職場で悪口を言いふらされたりするのでは…?」
- 「本当に安全に辞められるの?」
上司が怖い。
辞めたい気持ちははっきりしているのに、逆に相手を怒らせてしまうのではと不安で踏み出せない──。
これは、退職代行を考える人が多く抱える共通の悩みです。
この記事では、そんなあなたの不安を少しでも軽くするために、
✅ 退職代行を使ったとき本当に怒鳴り込んでくることはあるのか?
✅ もし来たらどうすればいいのか?
✅ 安心して退職するための具体的な対策
をわかりやすく解説します。
辞めたいのに、辞めることすら怖い。
そんな状況で苦しんでいるあなたが、安心して一歩踏み出すための参考になれば幸いです。

【先に結論】退職代行を使っても上司が家に怒鳴り込んでくることはほぼありません
まず一番気になるところからお答えします。
✅ 退職代行を使ったからといって、上司が自宅まで押しかけてくるケースはほとんどありません。
実際に多くの退職代行業者が「これまで何千件と対応してきたけれど、怒鳴り込みはほぼゼロ」と説明しています。
あなたが不安に思うそのシチュエーション──
「玄関前で上司が怒鳴り散らす」
「無理やりドアを叩かれる」
そんな事態は、現実にはほとんど起きていません。
その理由は、大きく3つあります。
【なぜ怒鳴り込まれない?】3つの理由
① 退職は法律で守られた「労働者の権利」
まず大前提として、
退職はあなたの自由です。
民法627条で、期間の定めがない雇用契約は「2週間前に意思表示すれば辞められる」と定められています。
会社の許可は必要ありません。
仮に上司が「辞めるなんて許さない」と言ったところで、法律的には無効。
そんな状態でわざわざ怒鳴り込んでしまえば、逆に上司側が「脅迫」「不退去罪」に問われる可能性があります。
わざわざ自分から違法行為をしてリスクを負う会社はほとんどありません。
② 会社もリスクを理解している
「怒鳴り込んでやる!」という感情的な行動は、
会社にとってもデメリットしかありません。
今はSNSやネットで簡単に拡散される時代。
もし社員の家に押しかけて騒ぎを起こしたら、「ブラック企業」という悪評が一気に広まります。
しかも法的トラブルに発展すれば、会社側が刑事責任を問われる可能性もある。
会社もそれをよくわかっています。
だからこそ、実際には「家に押しかける」という行動に出る企業はごくわずかです。
③ 退職代行が間に入ってしっかりブロックしてくれる
退職代行を利用すると、
「本人への直接連絡を控えてください」と会社に伝えてくれます。
特に弁護士が対応する退職代行や労働組合型のサービスなら、
もし会社がしつこく連絡してきた場合も、法律に基づいてきちんと交渉してくれます。
「本人とは直接やり取りしない」というルールを最初に提示することで、
会社も無理な接触をしてこなくなります。
【それでも不安】万が一、上司が家に来たらどうすればいい?
ほとんどないとはいえ、万が一に備えておくと安心です。
もし本当に家に押しかけてくるようなことがあれば、次の対応をとりましょう。
▼ 怒鳴り込まれたときの対処法
- 玄関を開けない(インターホン越しで対応、無視してOK)
- 「お引き取りください」と伝える(それ以上は話さない)
- しつこい場合はすぐに警察へ通報(不退去罪、迷惑防止条例違反)
- 退職代行業者にもすぐ報告(弁護士型なら法的対応が可能)
大事なのは、自分ひとりで対応しようとしないこと。
「何かあったら警察に相談できる」と知っておくだけでも、安心感が違います。
【電話やLINEが来たら?】連絡が怖いときの対策
「怒鳴り込みまではいかなくても、会社から電話やLINEが来たら怖い…」
そんな不安もありますよね。
退職代行を利用する際に、
「会社から本人へは連絡しないでください」
「すべて代行業者を通してください」
と伝えておけば、基本的に直接連絡は来なくなります。
それでも万が一、連絡が来た場合はすぐに代行業者に報告しましょう。
弁護士型の退職代行なら、会社に対して正式に「連絡禁止」を求めることも可能です。
【安心して辞めるために】トラブル回避のために選ぶべき退職代行は?
トラブルが心配な場合は、次のポイントを満たす退職代行を選びましょう。
タイプ | 特徴 | トラブル時の対応 |
---|---|---|
民間業者(一般型) | 退職意思を伝えるだけ | 交渉やトラブル対応はできない |
労働組合型 | 団体交渉ができる、有給交渉も可能 | 〇(強引な引き止めにも対応) |
弁護士対応(法律事務所) | 法的交渉、損害賠償、脅しや嫌がらせへの対処も可能 | ◎(違法行為にも法的対応できる) |
会社がしつこい、ブラック度が高いと感じているなら、
最初から弁護士型や労働組合型を選ぶと安心です。
【まとめ】退職代行を使っても上司が怒鳴り込んでくることは「ほぼゼロ」。安心して一歩を踏み出そう
- 退職代行を使ったからといって、怒鳴り込まれるケースはほとんどない
- 退職は労働者の自由。辞めるのに許可はいらない
- 万が一のときも、警察や退職代行が守ってくれる
- 不安な場合は弁護士型・労働組合型の退職代行を選ぶとさらに安心
あなたが悪いわけではありません。
無理に我慢し続ける必要もありません。
「怖い」「言い出せない」──そんなときは、プロの力を借りてもいいんです。
安心して次の一歩を踏み出すために、どうか必要な選択をしてください。
あなたの心と体が壊れてしまう前に。
